2012年8月22日水曜日

かえるさん・息もできない・オアシス

8/19

9時台起床。今日は早めに出勤していつもの倍の仕込み。計算したわけではないが、2つのカレーが同時に出来上がったのはちょっと感動した。
開店後、予約をいただいていた「出版がっこう」御一行様ご来店。なかなかに忙しい状態だったが店をナツに任せ、五橋B/2スタジオへ。細馬さん、あゆ子と合流し、この1週間ぐらいの間に出来た4曲のリハーサルを13時から行なう。「魔法が使えない」のコーダを演劇化する試み。他の曲についても細部を調整して練習。15時、機材運搬のためあゆ子離脱。スタジオを押さえている16時まで特にすることもなくなり、細馬さんによるエリック・アイドルやキンクスのカヴァーの練習を聴かせていただく。贅沢!
終了してスタジオの外に出たら、ギャルバンなのだろうか、制服の大人しそうな女子中学生(高校生?)が数名居て、「お疲れ様でしたー」と言われる。いつからこんな風習がスタジオに生まれたのだろう。
16:30に火星へ移動。本儀先生が急な依頼にもかかわらずPAを手掛けて下さるということで既にセッティングがほぼ終わっている。ナツも合流して合同の曲をリハーサル。
1週間前には「予約5人です」と言われて戦々恐々としていたけど、むかしの洋楽PVのオチみたいにお客さんがどんどん来て、いつの間にか満員となる。良かった良かった。
僕のソロのセットは、去年やらなかった曲を選曲(濱田さんのプチカヴァー含む)。「赤い車」は練習段階から心配だったけど、やっぱり無謀だったかな...。しかしナツとあゆ子のコーラスによる「家」や、細馬さんを迎えた「シブヤくん」「ケーキ」は楽しかった。
続いてかえるさんライヴ。立ってギター弾きながらのパフォーマンスは史上初とのこと。めくるめく名曲の数々に酔いしれる。驚愕の「レッツダンス」がピークかと思いきや、ラストの「運び屋」にやられる。歌詞がどうなるのか充分に分かっていても、毎回「おお〜!」と思わせる曲。
最後に、我々のここ1週間の成果である「アニメイト」「兵隊の歌」「魔法が使えない」「愛の沈黙」を演奏。もう少し余裕があったら、全曲4人で演奏できるようにアレンジ出来たかもしれないな、という思いもあったが、ともかく間に合って良かった。
最後の最後は細馬さんのアンコールでしめてライヴ終了。
終了後は創一君や藤野君とVHS談義をしたり、へもさんから白鳥ホールについて話を聞いたり、打ち上げで細馬さんのムダな話(とりわけ『純粋カレー』のくだりは感動的ですらあった)を堪能したりする。最後はなぜか「宇宙猿人ゴリなのだ」を数名で合唱したりする。火星で見つけた「東京を騒がせた動物たち/林丈二」を購入。
2時前に帰宅。さすがに眠くてクタクタだ。明日からまた映画が観られるかなあ。

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8/20

9:30頃、斉藤さんから饅頭を頂きそのまま起床。
昼頃、ナツは店の片付けをしに行く。
煙草を買いに行き、郵便局で野暮用を済ませる。
家でひたすらXTCの情報整理という名の写経。
遅い昼食のための買い物をしにSEIYUへ行く。
夕方ナツ帰宅。そうめんなど食べる。
ナツの誕生日祝いに買った「百鬼夜行と魑魅魍魎(洋泉社MOOK)」が届く。ついでに激安で落とした「ザ・ビッグ・エキスプレス」の'89年Big Artist Collection版帯付きCDも。
20時ぐらいまで睡眠。
起きてからナツと半田屋で食事。今日は混み合っており、3人ぐらいで回しているレジと厨房が心配。TSUTAYAに寄って帰宅。
ドナルド・フェイゲンの新譜が10月に出ることを知る。新譜を楽しみにしている数少ない人の一人なので、もちろん大変嬉しいのだけど、"Everything Must Go"から10年近く待たされていることを思うと、やっぱりSDとしての新譜への飢餓感は否めない。フェイゲンだけ、またはベッカーだけでも充分、凄い曲を書いてくれることは分かっていても、どうしても「片方だけ」だという意識は払拭されないのだ。
ヤン・イクチュン監督「息もできない」を観る。物語の進行というか編集がかなり特殊なテンポをもっていて、たまに戸惑うほどだったが、余計なものが削ぎ落とされた不思議な軽快さがある。そして役者の顔がみな、味があるなあ。少女でさえ凄みを感じる。この層の厚さは尋常ではない。
映画を観ている間にやや強い揺れ。
皆木君から嬉しいお誘いのメールを貰ったが、お断りしなければならず残念。

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8/21

10時過ぎ出勤。今日はまた暑い。
ものすごく静かな火曜日。開き直ってのんびりする。
"Mayor of Simpleton"のUK盤CDシングルが届いた。一度手放してしまったけど、北海道時代に新譜として買った思い出のある品である。もちろんこれも激安で落札。XTCを集めるのは時間がかかるけど、一つ一つが安いのがいい。
人形制作のため、ナツは17時頃先に帰る。閉店まで「東京を騒がせた動物たち」を読みつつ、ARLTをメガプレイ。山路さんから電話あり、10月の予定の話。
閉店後、TSUTAYAに寄って帰宅。
今日はイ・チャンドン監督「オアシス」を観る。主人公のジョンドゥのダメっぷりは挑発的なほどだが、コンジュが登場してからも彼の酷さはさほど軌道修正されることがないという演出は凄いと思う。むしろ、彼らを取り巻く人々や世の中が醜悪さをあらわにしていく様には血の気が引く思いがする。この、ジョンドゥとコンジュの(ダメなりの)キャラクターのキープという素朴なポリシーには、そこはかとないカサヴェテス性が垣間見える...と言うと大袈裟かもしれないが、やはりそこが凡百の純愛ものからずっと先を行っている強靭さの核になっているのは確かだと思う。

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