2012年7月14日土曜日

グエムル・おとなのけんか

7/12

寝に入って間もなく、悪夢を見る。
家に帰ったら、自宅の家屋だけを残して、周囲に何も無くなっていた。隣の斉藤さんの家も、庭の樹木もその他の植物も門も無い。がらんとした夜の土地に家だけが建っている。よく見ると入口の左側にある筈の出窓も無くなっていて、ただの白い壁になっている。とても寒い。家に近づいていくと、家の陰から全身黒づくめの若い男が早足で現れて、まっすぐこちらに向かって来たかと思うと、家の玄関に走り寄り、僕の目の前で、家のドアを開けようと両手でノブをつかんで懸命に引っ張っている。呆気に取られて見ていた僕に気付いた男は、慌てて反対方向へ走り去って行った。何者なのか、何が目的なのか確かめなくては、という気持ちがあり、大声で呼び止めようとしたが、「う....ああ...ああ〜....」という切れ切れの声しか出ない。また、足も思うように動かなくなっていて、夜の舗道をよろめきながら、はるか遠くを走っていく男に向かって、弱々しく「あ〜、あ〜」と声を出す。
ナツに起こされて目が覚めた。かなり大きな声を出してうなされていたという。

9時前に起床。外は予報通り雨。10時前には家を出て朝市経由で出勤。今日は買い物が多かった。
今日も静かなので、必要な仕込みが終わって、16時過ぎには先に帰ることにした。
駅前のTSUTAYAに寄り、ポランスキーの新作が出ていたので借りる。「宇宙人ポール」も盛大に並んでいたが、旧作に落ちてから広瀬通り店で80円で借りるべきと判断。
SEIYUで買い物するが、帰宅してからまたもや買い忘れに気付く。病気?

駅前店で借りた「キャビン・フィーバー」を借りる。たぶん二度と観ることはないと思うけど、雑貨屋の少年の「パンケーキ!」のシーンは秀逸。とてもいいアイディアだと思う。
ナツ帰宅後、メディアテークで借りた「グエムル」を観る。ポン・ジュノ監督には尊敬の念を禁じ得ない。グエムル登場前後のシークエンスや、合同葬儀のシーン(駐車違反の人が注意されたりする)の演出などは見事というほかない。

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7/13

11時に目が覚め、5分後に家を出る。外は暑い。県工のあたりで今年初めて蝉の音を聴く。
今日はとても不愉快な出来事があった。表に毎日出す立て看板の足元に置いている馬の置き物が、誰かに持ち去られたようなのだ。リサイクルショップで買ったつまらない安物の置き物に過ぎないが、僕らにとっては毎日の店の営業を無言で応援してくれた、とても思い入れのある物だった。馬を持ち去った人がこんなブログを読むとは思えないけど、万が一読んでいたなら、こっそりでいいので元あった場所に置いておいて欲しい。

この出来事のおかげで今日はずっと不機嫌となり、気分が浮き上がることはなかった。ほんのちょっとした違いでしかないけど、あんな馬があるのと無いのとで、こんなにも心理的な影響が大きいものか。夕方、僕の落ち込みを見かねたナツに先に帰るよう言われる。

帰り道、自転車で横断歩道を渡っていたら、僕がまだ横断歩道上に居るにもかかわらず、左折してきた車が停止せず突っ込んできて、僕の自転車の後輪のカバーを盛大にこすって行った。あと少し僕の速度が遅かったら、右足をすり潰されているところだ。驚いて振り向いたら、一瞬だけ速度を緩めて運転手がこちらを見ていたが、すぐにそのまま走り去って行った。人の自転車に傷をつけておいて、謝りもしない。頭に来たけど、気の弱そうな普通のオジさんだったので、もうどうでもいいやと思い僕もその場を去った。

帰宅後、ここ数日心の大きな部分を占めているXTCの新発見テープをじっくりと聴き、トラックごとに「ええーマジか!」「なにこれ!なにこれ最高!」「おおーっ?!」などとアホのように大興奮する。きっと今頃、世界の何処かでも僕のようなアホが同じものを聴いて興奮しているに違いない。アンディには悪いけど、これらはマジで「お宝」以上のブツだよ。

ナツ帰宅し、ムール貝とアンチョビとトマトのスパを作る。ドライトマトが高いのでケチってトマト缶を使ったけど、なかなかうまく出来た。

ポランスキーの新作「おとなのけんか」を観る。戯曲の映画化ということで、予想通りといえば予想通りだったけど、映画ならではの配役は良かった。最も活躍するケイト・ウィンスレットはすっかりファンになってしまった。

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