2012年6月9日土曜日

羊たちの沈黙・演歌のビデオ

6/7

9時台に起床、朝市の有線の音楽が「宅録のデモテープみたいな音だな」と思っていたら、嘉門達夫だった。

たいへん静かな一日。外はいい天気だけど人通りが少ない。「黒沢清の映画術」を読み終わったのでメディアテークへ。音響ライブラリーで石原さんに会う。「股旅」をお勧めする。カサヴェテスの日本版DVDの字幕の話を聞いて感心する。

夜、藤野君ご来店。いよいよ今年の一大プロジェクト始動か。

閉店後、今日もナツは店で作業。先に帰って「羊たちの沈黙」を観る。前に観た時は新作としてレンタルしたから、およそ20年ぐらい前ということになる。案の定、ほとんど内容は忘れてしまっていたため、かなり面白かった。20年前はアンソニー・ホプキンスがどうにも好きになれなくて、映画としても俗っぽくてつまらないと思ったけど、今はホプキンスの格好良さが理解できる。そしてこれも以前は分からなかった事だけど、終盤の犯人の家のシーンでThe Fallの"Hip Priest"が流れていて、思わず「ええ〜っ?!」と叫んでしまった。

特典映像を観ているところへナツ帰宅。ナツも本編を憶えていないと言って観たさそうにしているので、迷わず2回目鑑賞。3:30就寝。

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6/8

知らない街の夢。大きなショッピングモールが合体した迷路のような駅を歩き回って、仙台に帰るためのバス乗り場を探す。歩いている途中にリサイクルショップを見つけて入ると、中古ビデオが大量に並べられた棚があって興奮するが、よく見たら映画は1本も無くて、すべて演歌のPVが収められたテープだ。その中の1本を200円で買う。店を出て歩いているうちに、徐々に店が減ってゆき、窓も何もない白い壁の通路が続く。ひたすら白い通路を歩いていると、だんだん気味が悪くなってくる。このまま何処にも辿り着けないのではないかと思う。通路の途中に横へ抜けられるグレイの鉄のドアがあったので開けてみると、10畳ほどの小部屋に出る。床から天井にポールが通してあり、天井の丸い穴を覗くと、芦田君が上に居る。「これあげるよ」と演歌のビデオを投げて渡すと、芦田君はパッケージをしげしげと眺めて「いいんですか?これレアですよ!」と喜ぶ。「これお返しです」と、封筒を投げて寄越してきた。中には折り畳んだライヴのチラシがあって、開くと一万円札が何枚か挟んであった。バス乗り場を知ってるかと思って尋ねると、「ああバスだったら、そこ出て道なりですよ」と言う。小部屋の隅に小さめの四角い穴があって、出てみると廃屋みたいに壁がボロボロに剥げた薄汚れた廊下に出る。通路の左側には窓があって、海の匂いがする。狭くて埃臭い通路をえんえん歩き回って、ようやくバス乗り場の受付らしき場所に辿り着くが、係員に「今日はもうバスは出ません」と言われる。係員は僕を気の毒そうな顔をして見ているが、僕には芦田君に貰った数万円があるので、どこか宿に泊まるのも悪くないな、などと考えている。

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昼は混沌とした忙しさだったが、それ以降は静か。夕方は極度の睡魔と戦う。20時頃先に帰宅。「地獄の歌」というタイトルを思いつく。ナツ帰宅、十割そばに大根おろしとショウガ、揚げ玉、温泉玉子を乗せて冷たいつゆをかけたものを作る。いま一番食べたいのはこういうものだった。

「ドラゴンへの道」を観る。子供の頃にTVで観たのは憶えているが、最後の遺跡でのシーン以外は全く憶えていなかった。ブルース・リーというのはちょっとおかしな人なのかもしれない。

1 件のコメント:

  1. なぜか、芦田氏と澁谷さんの交流風景がすきです。きゅんとしてしまう。また、すてきエピソードお待ちしております。

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