2010年11月18日木曜日

血の轍その他

猫2匹が灯油ストーブの前でゴロゴロと熟睡する夜、時は来た!という気持ちで「血の轍」を聴く。世の中にこういう美しい音楽があるというだけで、もう全てどうでも良くなるな。ならないか。

ヴェンダースの「アメリカ、家族のいる風景」を観る。ずっと前に飛行機で観たものの英語だったので、いつか字幕でちゃんと観ようと思っていた映画だ。しかし、借りてきたDVDが家でうまく再生出来なくて、結果的に家から行ける範囲にある3軒のTSUTAYAから借りたが、どれも再生できなかった。どうやら家のプレイヤーやMacとの相性の問題だったらしく、後半の40分ぐらいをネットカフェで観て感動に打ち震えていた。無論「パリ、テキサス」を越えることなど到底出来ないし、ヴェンダースもシェパードもそうした重責から逃れるための20年を要したのだと思う。それでこれは重くもなく軽くもなく、無重力のような状態の物語となった。失踪した主人公を執拗に追うティム・ロスが、ジョン・ケイルみたいでカッコイイ。サム・シェパードは年を取って、阿部さんみたいな顔になった。


知惠子さんから、冬の個展のDMが届く。大阪公演が終わったら観に行ける日程なので、開催を知った時から大喜びしていた。知惠子さんの作品は20年以上前から(『ストリート・キングダム』裏表紙でハルナさんが被っている魚の頭から!)見ているけど、作品の動物も彼女と共に年を取っているように見える。新しい作品なのに不思議だ。

ナツがヤフオクで落とした大道あやの自伝「へくそ花も花ざかり」限定版も届いた。さすが福音館、大道ファンの心理をよく分かっている装幀に舌を巻く。文庫版で割愛されたカラー画集は筆舌に尽くし難い素晴らしさである。つくづく、先日落札しそこねた「しゃものピョートル」が惜しまれる!

来年1月はyumboが出るけど、ムーンライダーズも注目に価するCDが2点出る。一つはアーカイブス・シリーズで「青空百景」期のライヴ盤。テープのパフォーマンスなども完全収録したもののようだ。これ、聴きたかったんだよな〜。あと、いつもなら完全無視するクラウンのベスト盤(なんと11作目)だが、今度のはなかなか内容が良さそうだ。「ジェラシー」「ヴィデオ・ボーイ」「ヴァージニティ」「地下水道」などのシングルバージョンや、初出のスタジオライヴなども収録されて、いつになく大サービスである。ただ、ここまでやるなら「Beep Beep Be オーライ」もシングルバージョンで入れて欲しかった(少なくともアナウンスされている曲目には注記が無いので、期待してもいいのかもしれないが...)。

BGMが、ディランからYesの"Heart of Sunrise"に変わっていた。明日は10-BOXで一日中、21日のプレビュー公演の準備だ。このテンションで頑張ろう。

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