2010年11月2日火曜日

カリブ

今日の夜の全体周知で、僕が働き始めた時は私服でSPをしていた人たちがスーツ姿になって、口々に「長い人生」という言葉を使って周知した様子は、ジョン・アーヴィングの小説のエンディングみたいだった。何も終わるわけではないのに、純粋さが完全に打ち砕かれて、誰もが逃げられず、なおかつ傷つくわけでもなく、諦めて留まっている感じ。何だか眩しいような恥ずかしいような気分で、今ではすっかり傍観者の位置を決め込んでそれを眺めている自分。

Oさんに「蒸発するとしたら何処へ行きたいですか」と訊いたら、即答で「カリブ」と言う。キース・リチャーズが住んでいるかららしいが、カリブの音楽は好きになれないらしい。Tさんはスペインに住みたいとか言ってたし、なんかこういうのも、普段は隠されている奇妙な情熱が人々から垣間見えて、誰も評価してないけど自分だけが手に取ってしまった物語を面白がって読むようなもので、ひそかな喜びがある。

夜、究極のおやつ映画「フェノミナン」を観る。トラボルタが奇跡の人をずる賢く演じている。フォレスト・ウィティカーの相手役のエリザベス・ナンジアトという女優がとてもいいと思ったが、まともに観られるのはこの映画ぐらいのようで残念だ。

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